【社会】あいさつを考える。私の思う「あいさつとは?」
あいさつ
あいさつ・・・。
この言葉を聞いてあなたはどんなあいさつを想像するでしょうか?
- 正座をして「どうぞよろしくお願いします!」と頭を地につけている姿
- 「よっ!」と手を上げながらお互いにニコッとする姿
- 「どうぞよろしく!」と握手をする姿
- 「おはようございます!」と目上の人にななめ45°で頭を下げる姿
この中には無いと思う方もいるのでは無いでしょうか?
これはただの一例です。
このように、一言で「あいさつ」と言われても私たちには非常に多くの形が存在します。
「最近の子はあいさつをしない!けしからん!」
「間違ったあいさつをしやがって!」
そんな言葉を聞く事も珍しくありません。
今回はそんな「あいさつ」を考えていきたいと思います。
あいさつとは
さて、まずは「あいさつ」とは何なのでしょうか?
ここからは私の中での「あいさつ」を話します。
礼儀や作法での教本等の考え方とは違うことをまずはご了承ください。
私が思う「あいさつ」とは:「人との付き合いで新たに何かを知る数々のキッカケ。」だと思っています。
初めて合う時には、
初めまして。
よろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。
・・・どんな人なんだろう・・・
となるでしょう。
友人とのあいさつでは
おはよう!・・ニコッ・・
おはよう!
あら!何か良いことあったの?
わかる〜?
と話のキッカケが生まれます。
ご近所さんに
おはようございます!
おはようございます!
今日は寒いですね!でも夜からは雨らしいですよ!
なんて会話に進んでいく場合もあるでしょう。
こんな感じで、色々なことを知るキッカケに繋がっていきます。
私はこれらが「あいさつ」なのだと思います。
目上だから?年上だから?自分からはあいさつしないというスタンスの人が多い
皆さんは会社なんかで出会った事はありませんか?
あいさつをしても無視して通り過ぎる人!
そういう人に限って、「前にあいさつしたけど無視されたから良いか。」と思いあいさつをしないと、後々直属の上司に言いつけられたりします。
「自分は立場が上だからこいつらには頭は下げん!」といった感じのスタンスです。
こちらがあいさつをしなければ、ニコリともしない人もいます。
負けず嫌い何でしょうか?
こうした人がどんどん増えていっているような気がします。
最近ではじいちゃんばあちゃんもそんな感じの人が多いんですよね!
少し前までは80・90くらいのおばあちゃんが先に頭を下げて「こんにちは。」と言っていただいて、「申し訳ない・・・。」と思っていたものですが・・・。
私の勘違いだったら良いのですが・・・。
ニコッとして頭を下げるだけでお互い良い気分になる
私がニヤリとしながら女子高生を見たなら、それはただの「キモい変態」ですが・・・。
無垢な微笑みでニコッ!っとして頭を下げれば・・・多少はキモいでしょうが、少しは警戒心を解いてくれるでしょう。(それでもキモいかもですが・・。)
私は一度3万人の企業で7千人を統括する方と対話会で何度かご一緒した事がありまして、その席でこんなことを言われた事があります。
これには賛否で否の方が多いとは思いますが、こうやってニコッとして頭を下げるだけでも相手は害意を感じなければ気分良く受け取ってくれるものです。(私の場合、相手の地位にビビっただけなんですが・・・。)
軍隊や研修会なんかでは殴られるかもしれませんが、形式ぶった形だけがあいさつではないのです。
周囲の人でこれまであいさつしきれなかった人がいるなら、こうしたあいさつから始めるのも良いキッカケになるのではないでしょうか?
とはいえ、企業体は建前だけの世界
さて、先ほどまではヌルいあいさつを紹介しましたが、仕事場・・いわゆる企業体はハッキリ言って優しくはありません。
要は建前あっての世界です。
例えばあなたが取引先にこう言ったらどうなるでしょうか?
(あいさつなしで)オレ、〇〇ですけど〜。今日はこの取引を契約まで持っていかないと帰れないんですけど〜。
これはやり過ぎですが・・・さてあなたはどう思いますか?
なんじゃコイツ!この会社どうなってんの?ちゃんと教育してないの?!この会社との契約はやめた方が良いよな!危なすぎる!
と思うのではないですか?
あなたが礼儀作法を怠った為に「あなた=会社」と見られてしまうのです。
こんな社員に会社名を勝手に使わせて固定報酬を支払うなんて事はないですよね!
ですから、社内での仕事中は常に以下のことを反復実践する事を強要します。
- あいさつ
- 礼儀作法
- 言葉遣い
- 所作
これができていても相手によっては気分を害し、これまでの取引がなくなってしまうこともありますが、その可能性を大きく減らせるのがあいさつや言葉遣いなのです。
積極的なあいさつを心がけていれば、思わぬ相手の考え方も聞けたりしますから、最初のあいさつは大切ですよ!
最初は建前でも身につけば大きな武器になります。
仕事は仕事として割り切る事も必要だという事ですね!
仕事の建前が私生活に混同されたら・・・。
ここまで読んでくださった皆さま・・・。
ずっと読んできて「あれ?」と思う事がありませんでしたか?
先ほどの項目で「割り切ったあいさつ」を説明しましたが、「最近のじいちゃんばあちゃんはあいさつをしてくれなくなった」という事に繋がっているのでは?と思うのです。
割り切ったあいさつとは「自分の利益に直結するあいさつ」です。
この考え方を私生活に当てはめたらどういった行動になるでしょうか?
私とじいちゃんが初対面で会ってじいちゃんが私に向かってあいさつをしたところで、じいちゃんにとってその場や近い将来に何かの利益を受ける事ができるでしょうか?
議員でもなければ社長でもなく、かといってカリスマでもありません。
じいちゃんからすれば「ただの通りすがりのにいちゃん」です。
そうすると、じいちゃんが思うのは・・・。
「こんな輩に自分から頭を下げればコイツにナメられるだけ。」
・・・と、こんな感じなのではないかと思います。
まあ・・よく言われる「生理的にムリ!」というのも多分にあるかもしれませんが・・・。
私には仕事での「建前の利益の為のあいさつ」が私生活にも浸透しているような気がしてなりません。
お互いが無益でも会釈しあえる社会になると良いですね!
まとめ
あいさつとはなにか?
皆さんにはなんらかの形が浮かんでいるでしょうか?
あいさつは1つの事が正しいわけではありません。
マニュアル通りにあいさつをして家を燃やされる人もいます。
相手の気分を害せばそのあいさつは形を成していても失敗ですし、間違いだらけで形式ぶって堅苦しくても相手が喜べばそのあいさつは成功なのです。
どんなあいさつも良いか悪いかは相手に委ねられます。
ならば、相手を思い満面の笑顔でお頭を下げることから初めてみたらどうですか?
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