Jアラートを正しく理解しよう!Jアラートを分かりやすく解説
Jアラートを正しく理解しよう!
こんにちは!
突然ですが、ツイッターはやってますか?
と思うかもしれませんが、大いに関係があります。
この度、北朝鮮が「飛翔体」を発射したとの情報が出回っています。
あ!飛翔体というのは「弾道ミサイル」のことです!
確か政治的配慮から「弾道ミサイルを飛翔体と呼ぶ」と政府が決めたんです。
その飛翔体発射の情報と共にツイッター上は「Jアラート」について大騒ぎになっています。
「え?なんでJアラート鳴らないの?」
「鳴るわけないでしょ!」
この2つの内容のツイートで騒いでいます。
あなたはどちらだと思いますか?
正しいのは「鳴るわけないでしょ!」です。
もし「え?なんでJアラート鳴らないの?」と思った人はこの先で覚えて言ってくださいね!
では参りましょう!
Jアラートとは
では大元のところから・・。
Jアラートとはなんなのでしょうか?
正式名称
まずは正式名称から・・「全国瞬時警報システム」と言います。
簡単に説明すると「全国的規模で瞬時に情報を共有して特定地域に注意を促すシステム」ということになります。
役目
その役目としては・・・
- 地震情報
- 気象情報
- 津波情報
- 火山情報
- 有事関連情報
についての注意情報を精査した後に重大なものを私たちに警報として届けるという事になります。
今回の「飛翔体発射」は他国からの攻撃という意味で5番目の有事関連情報という事になります。
Jアラートで勘違いが多い事
さて、ではJアラートがどんなものかが理解できたところで、続いて勘違いが多くある部分について説明していきます。
国民の生活に支障が出る場合に鳴る
Jアラートは目覚まし時計のように事あるごとに鳴るわけではありません。
アラートで伝える条件としては・・・
「国民の生活に支障が出る可能性のある重大なもの」
という事になります。
どんな時に鳴る?
では、どんな時になるんでしょう?
例えばとんでもなく大きな被害を出した「東日本大震災」でもJアラートは伝えられました。
でも、この時の警報は地震ではなくて「津波」についての情報です。
地震は前もっての予測はできないですし、瞬間的に地震を検知できてもそれを精査することは不可能です。
なのであらかじめ予測できた「大津波警報」が地域の皆さんに伝えられました。
その後は北朝鮮のミサイル発射について何度か発動した事は記憶あるのではないかと思います。
ミサイル発射時のJアラートの発動モデル
では、今回のようなミサイル発射実験の時のもので、総務省が紹介しているモデルを紹介します。
これによると、Jアラートで皆さんに伝える場合の条件として・・・
「日本に落下する可能性があると判断した場合」
というものがあります。
経緯としては、「ミサイル発射→第一報を共有→日本に落ちるか精査→落ちる可能性がある場合は直ちに発報」という流れになります。
特に日本に落ちる心配はないと判断した場合は、のちに追加情報として「〇〇に落下しました。」とニュースなんかで報道される事になります。
今回のツイッターで勘違いしている部分
今回のツイッターでの内容で勘違いしている部分は・・・
「Jアラートが鳴らなかっただけで、実はJアラートは発動してる」
という部分です。
政府もしくは省庁は発射した時点でJアラートを確認していて精査した結果、それが危険がないと判断し発報しなかっただけなんです。
Jアラートが鳴らなかったのは日本の領土のどこの地域にも危険がないと判断されただけの事だったんですね!
システムに詳しくない人を誘導する反政権
今回のことで如実に出ている事があります。
それが「Jアラートの政治利用」というものです。
例えばこのようなツイート・・
見てもらうと分かると思いますが、完全に安倍政権の批判の文章になってます。
これはまだはっきりしていて正々堂々としてますが・・・
こちらのようなツイートが散見されます。
この方は便乗していただけなのですが、通常から安倍批判や自民党批判をしている人がこんな内容のツイートで詳しく知らない人の印象操作をして政権批判者を取り込もうとしている動きが見て取れます。
こういった場面が約4割ほど確認できました。
私はどこの政党という「推し」はないので関係ないのですが、こういった誘導には乗らずに自分の考えを大切にして「推し」を決めていただければと思います。
まとめ
Jアラートは国民の命を守るために開発されたシステムです。
国民が信じられなくなった時点で、このシステムは意味をなさなくなります。
もし週一で何らかのJアラートが鳴っていたら、あなたはJアラートを毎回信じる事ができますか?
そう思うと「ああ・・簡単には発報できないね!」と考えが至ると思います。
もしあなたのスマホで今後Jアラートが鳴った時には「重大な事なんだ」と考えて慎重に行動してくださいね!
ではこれにて失礼いたします。
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