マツコ・デラックスが集団訴訟提訴の対象に賛否両論!・・よく分からない方のために簡単に解説。

政党批判は何処にでもあるのに・・・。
こんにちは。
皆さんもよく知るマツコ・デラックスさんが集団訴訟提訴の対象になりました。
原告は今回の参院選で「新たな風」として注目されたNHKから国民を守る党(通称N国)の支持者の方々です。
さて、ではどういう事か私の思うことも含めて順に見ていきましょう。
この件の経緯
そもそもの原因
今回の提訴の原因はマツコさんがテレビ番組「5時に夢中!」での発言だとの事です。
この番組内で発言した
「気持ち悪い人たち」
「ふざけて投票している人も相当いると思う」
という部分が引っかかってしまったようです。
何が悪かったのか?
この発言自体、マツコさんのキャラ芸風から考えるとなんともない発言ですが・・。
この発言が支持者にとっては「侮辱」として捉えられたようです。
まあ、実際に「気持ち悪い」とか「ふざけて」というような言い方をされているのですから、気分を害したとしても不思議ではないですよね!
集団訴訟とは?
そこで、N国の支持者は「侮辱された!」と感じた支持者を集めて訴訟を起こすことにしました。
集団訴訟です。
現在、韓国との問題の「徴用工訴訟」も集団訴訟ですね!
このように多くの人が特定の集団や個人を相手取って同じ目的で訴訟を起こすことを「集団訴訟」と言います。
その人数は1万人・・・。
この1万人は募集1万人で満員になったので1万人ぴったりになっているのだということです。
訴訟内容は
訴訟の内容は
- 放送法4条:政治的に公平
- 放送法4条:多くの角度から論点を明らかにすること
以上の2つに違反していると主張し、これらによりN国支持者を侮辱したとしています。
そして損害賠償として、原告1人につき1万円。
合計すると1億円ということになるんですかね・・・。
かなり大きな規模の訴訟になりそうです。
私が思うこと
マツコさんは自分の意見を言っただけ
マツコさんは今回、ただ自分の意見を言っただけで、「N国を貶めよう!」とか「この政党を無くそう!」なんて攻撃性を持って言った訳ではないと思います。
「え〜!あいつちょっと暗くない?」なんて言葉は通常の会話でもたまに出てきますよね!
マツコさんの件も、そういった会話の流れの中で発せられた言葉だったのではないでしょうか?
支持者の熱を冷ますのは政治家の仕事
政治批判は日常茶飯事
政党批判なんていつでもあります。
国会中ですら、国会内で野党は与党の政党批判ばかりやってます。
与党も例外ではなく、報復のようなコメントを出したりしますよね!
支持者同士も意見が対立すれば、その人となりや生活環境にすら入り込んで批判を展開します。
議論あっての政治
しかし、政治家は支持者が加熱しすぎないように、いかに自分の支持者だとしても、諭し鎮静化をはかります。
なぜなら、政治は論議が中心の世界なのだから・・・。
今回の訴訟は民間同士ならばアリなのかもしれませんが、有権者同士の揚げ足取りのような気がしてなりません。
政治発言で訴訟を起こすということは、政治発言の反対意見を潰すことになり得ます。
立花氏は鎮静化をはかるべき
番組自体がN国否定を展開したのなら、訴訟も考えられますが、一意見者の言葉ヅラが訴訟対象となるのなら、テレビは政治について「何も語るな!」ということになりかねません。
立花氏は政党の代表であるなら、この訴訟については立花氏の真意を支持者に伝え、鎮静化をはかることが必要ではないでしょうか?
まとめ
今回の件で立花氏が訴訟に絡まないことは、「政治家が有権者のことに介入しないのは当然」という声があります。
しかし、自分の考えに賛同する人たちの暴走・・・。
これを止めずにいる事が至極当然の事なのでしょうか?
ならばライバル政党の反対意見を揚げ足をとって訴訟を起こし、チカラをもって弱体化を狙うような事が日常化してしまいます。
議論の場を法廷に持ち込む事が政治支持の在り方なのでしょうか?
判決を盾にマイノリティーを無視できる権利を持つ事が政治の在り方なのでしょうか?
何か「リンチ」の様相を呈してきているような気がしてならない。
私はこの件を黙認する形になってしまっている立花氏を悲しく思います。
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