定年してからの生活を考える。夫婦関係がギクシャク・・定年後は夫婦での趣味を持つべし!
定年後はパートナーとの趣味が必要になる!
定年後に「何をしていけば良いのかわからない!」と考える人が多いと聞きます。
私の叔父もそうした悩みを持っていて、時々そんな事を話してくれます。
そこで、この記事で提案するのは趣味です。
とは言っても、この記事にたどり着いた貴方も趣味は当然持ってますよね!
ゴルフ・パチンコ・競馬・園芸・旅行・・・などなど、在職中にいろんな事を試してきたのではないでしょうか?
でも、それらの趣味には奥様や旦那様との趣味はあるでしょうか?
愛し合って暮らしてきたパートナーを置き去りにはしていませんか?
最終的に信じられるのはパートナー
定年後に夫婦の会話に苦しんで熟年離婚・・・。
そんな話も少ない事ではなくなり、それによって孤独な日々をいつしか無趣味で苦しむだけの人生で終わりを迎える人々も存在します。
周囲も年々衰え、付き合いが減っていく中で、最後まで信頼し許しあえるのは結局損得なしで寄り添ってきたパートナーの存在が一番大きくなるのではないでしょうか?
例えば、ご近所付き合いで酒を酌み交わしていても、ちょっとした事が原因でイザコザが始まれば、放火や嫌がらせ・・ついには殺人事件にまで発展しているケースもあります。
と思ったりもするとは思いますが、家族のそれはコミュニケーションが不足している事が大きな原因です。
友人とパートナーのどちらを選ぶ?
もし貴方が毎日パートナーと多くの会話をし、笑い合う関係だとして、そのパートナーが認知症を発症していたとしたら簡単に見捨てて離婚届を提出しますか?
同時に、友人が認知症になった場合、その友人に生活の全てをかけて面倒見る事ができますか?
貴方ならどちらを選ぶでしょうか?
それとも、どちらのケースも見捨てる事を選ぶでしょうか?
私なら、パートナーとの時間をとると思います。
何も、強制や説得ではないですよ!
そうした選択を迫られる時間がいつか来るという話の例えです。
もし、貴方がパートナーが脳裏に浮かんだのだとするのなら、貴方が最終的に信じてその身を預ける事ができるのはパートナーであるという事です。
パートナーとの会話を広げるのは趣味
この記事をここまで見てくれているという事は、家族との会話に不安がある方なのではないかと思います。
多くの時間を共にしてきたパートナーとの会話・・。
当然、隠し事が漏れないようにとか、同じ話をして叱られたとか、いろんな理由や経緯から話しづらくなっていく事も長い時間を経ていけばあるのではないかと思います。
まあ、そういった中に性格というものも関係してくるのでしょうが・・・。
共通の話題が距離を縮めていく
でもそれも含めても、信頼のある2人の間柄であるなら、共通の話題であれば認め合う事もあるのではないかと思うのです。
例えばパチンコが趣味として、友人との付き合いの中で話すときに「負けた話」は大抵同じような会話の流れになります。
でも同じような内容でありながら、その友人は新鮮な話のように受け答えしてくれて、さらに別の日の負けた日の話を被せてきてくれたりしますよね!
なんて酷い事にはならないですよね!
共通の話題を繋げていく事で少しづつお互いの距離は縮まっていくのです。
一番簡単な入り口は「趣味」
夫婦の関係修復や会話機会の改善のための一番の近道は「趣味」だと思います。
お互いの趣味を合わせる事でその入り口を解放していく事が必要なのだと思います。
例えば、旦那様が奥様に趣味を合わせるとか、奥様を自分の趣味に興味を持たせる説明をするとか、あの手この手でお互いが歩み寄る形で「共通の趣味」に近づいていくように努めてみてください。
そうする事でまず貴方には2つの目標(楽しみ)ができる事になります。
- 奥様(旦那様)を口説く
- 奥様(旦那様)へのプレゼンの方法の模索
以上の2つを見て何か感じませんか?
奥様を口説くのは青春時代の・・・プレゼンの方法を模索するのは仕事での・・・。
こうして考えると貴方が生きてきた中での目標と被りませんか?
ここを入り口にお互いに色々な時間を共有できるようになる可能性が出てくるんです!
夫婦喧嘩は認め合う証拠
よく夫婦の会話が減る理由として・・・
と答える人がいます。
「確かに!」と思う一方で、私は・・・
と思ってしまうのです。
口喧嘩になるから喋らない
↓
次第に互いの話題がなくなる
↓
たまに喋ると意見が食い違う
↓
意見が食い違うから口喧嘩になる
↓
口喧嘩になるから喋らない
こんな感じになってはしませんか?
でも、本心はお互いに笑って語り合う時間を求めていて食い違って行ったのではないですか?
口喧嘩とは、互いに分かり合いたいと思った2人が求める方向性の違いから、互いに同調を求めて意見を交わすことから発展するものです。
それ自体が信頼関係の中で存在するもので、それを捨ててしまえば関係はどんどん「赤の他人」に近づいていきます。
元々は互いに信頼しあって一緒になったのだから、ちょっと貴方が妥協することですぐにそのスパイラルは改善する事ができるのではないかと思うのです。(そんなに簡単ではない場合もありますが・・・。)
その時に同調を得やすく互いに妥協点を見出しやすいのが「趣味」になります。
共通の趣味を持つ事で、その他の意見もお互いの考えの間を取る事も可能になるのではないでしょうか?
共通の趣味と言ってもどんな趣味がある?
さて、これまで「共通の趣味が必要ですよ!」という事について書いてきましたが、では・・共通の趣味というものにはどんな事があるでしょうか?
自分の趣味がプラモデルで城作成や競馬なんかではなかなかパートナーが理解してくれる事は難しいです。
・なんで当たりもしないのに・・。
・家にこもって城作って何が楽しいの?
となってしまいがちです。
では、どんな事が2人にとって理解のある趣味になるのでしょうか?
共通の趣味とは「一緒に行動する」ということではない!
よく「共通の趣味」というと、「一緒に行動する」ということを想像する人がいますが・・・。
それが共通の趣味の全てなのでしょうか?
ゴルフは一緒に行ってなくても話題になる
例えばサラリーマンの共通の趣味の象徴である「ゴルフ」を考えて見ましょう!
商談や多部署との会議などで初対面の人と会い、休憩所などでたまたま話した話題の中で「ゴルフ」というワードが出た瞬間から急に盛り上がり始めるなんて事を見た事が度々あります。
普段は接待のために始めたという人も「出会いの話題」としてのツールに「ゴルフ」を使う人も少なくありません。
その後、初めて会った2人が・・・
・・・なんて事で深い付き合いになったりします。
この場合、2人は初めて一緒に行動したのは話題を交わした後で、それまでは話題もありきたりの決まり切った挨拶だけでした。
それが「共通の趣味であるゴルフ」というワードが2人の距離を近づけたのです。
一緒に行動しなくても、「共通の趣味」はお互いの「楽しい話題」になるのです。
夫婦の趣味で「脳からの伝達機能の維持」と「体力維持」を!
考える事と身体を動かす事を!
上の画像はゴルフ場ですが・・・。
私が歳を重ねる度に身体の衰えを感じているように、貴方も少なからず衰えを感じているのではないでしょうか?
それは体力は然りですが、判断力にもそういった自覚があるのではないかと思います。
そう考えると、夫婦の共通の趣味はそれらを補い、共に「今の情報交換」と「想い出」を共有できるものが良いのではないかと思います。
そこで「旅行!」と言いたいところですが、国が国民に負担を強いる現代と将来予測では、そんな出費のかさむ趣味は継続したくはないですよね!
という事で、私の一番のオススメの「旅行」は、貴方がパートナーとの関係が非常に良くなった時の「お互いへの感謝」のためにとっておいてください。
「グランドゴルフ」と「麻雀」の兼用がオススメ!
考える事と身体を動かす事を目的に夫婦も仲良く共通した話題を語れる趣味と考えた場合、私のオススメは「グランドゴルフ」と「麻雀」が良いのではないかと思います。
グランドゴルフのオススメポイント
グランドゴルフは最近、高齢者の間でたいへん流行していて、私の周囲の公園やグランドでもいくつかのサークル(老人会?)が活動しています。
そこには夫婦で参加している事も多く、私が少し話した内容だと・・・
と話してくれる人もいました。
家庭内の会話も増え、身体を活発に動かせて、色々と考え、会話も増えるなど・・気軽にできる趣味としては非常に良いものではないかと感じました。
麻雀のオススメポイント
私が麻雀をオススメするのは、「サブ趣味」としての提案です。
例えば、グランドゴルフは雨が降ってまでやる事はないですよね!
そんな時にも、判断力を衰えさせないための趣味として、室内でできる「麻雀」をオススメしようと考えました。
一昔前は麻雀は「ガラが悪い」とか「賭博でしょ?」なんてイメージがあり、なかなか「趣味です!」とは言えない雰囲気がありましたが・・・。
女流雀士などが宣伝していたり、「認知症予防」として医師が勧める機会も増えたことから、現在では「認知された趣味」として表立ってきています。
様々なルールがありややこしいものですが、それを考える事で脳が鍛えられるのだと言われています。
麻雀を併用させる事で、さらに夫婦での会話も増え、さらに麻雀は「2人で家でできる趣味」という利点もあります。
こちらで夫婦の仲を深めて、一緒にグランドゴルフに出かけるなんて事にでもなれば、毎日がいっそう楽しくなるのではないかと思います。
まとめ
さて、長々と書いてまいりましたが、私の父は在職中に亡くなりました。
あと1年ちょっとで定年退職というところでの事でした・・・。
「定年になったら・・・。」
「80になったら・・・。」
と酒を呑みながら、母との時間を想像していた事を思い出します。
父は母と良く話していて、今よく話される「会話のない夫婦」という関係性は私には想像する事は難しく、私自身も周囲には自分の事もなんでも話してしまいますから、もしかすると大きく勘違いしている部分もあるのかもしれません・・・。
しかし・・・。
会話のないまま、どちらかが居なくなって、会話がなかった事を後悔する人を想像すると、私の勘違いであろうと、何かを提案して後悔のない未来になるお手伝いをしたいと思います。
弟が父との時間を亡くなってから後悔したのと同じような、そんな人たちが後悔しないようにこれからも皆さんに何かを届けられたらと思います・・・。
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